お待たせしました💡
前回ご紹介した最遊記シリーズの中で初の映画化となった
劇場版 幻想魔伝最遊記 Requiem 選ばれざる者への鎮魂歌
をご紹介したいと思います😌
あらすじ
西へと目指す三蔵一行は、今日も妖怪の襲撃にあう。数百の群を率いる妖怪達を相手に、一行は順調に倒していきリーダー格の妖怪を倒してその場を後にする。
気づくと空には赤い満月が出て、再びジープに乗り込み荒野を進んでいく。今晩泊まる町を目指していたが、なかなか着かない…地図を広げて確認するが、そろそろ着いてもおかしくないと、八戒は不審に思う。
その頃、荒野のそばの森の中で1人の少女が怪鳥に襲われていた。彼女は次第に一行の近くまで逃げ、三蔵達は彼女の悲鳴に気づく。一行は彼女を助けるため車を走らせ、女好きの悟浄が少女を車の上にすくいあげる。一行を攻撃し始める怪鳥はしつこく追い続け、三蔵の銃や経文の力を振り切るが、遂には追い払うことができた。
少女の名は朋蘭といい、森の近くの屋敷に主と2人で暮らしているという。朋蘭は助けてくれたお礼にと一行を屋敷へ招き入れたいと申し出て、食事にベッド、シャワーもあると悟空と悟浄は大喜び。三蔵は「勝手にしろ」という事で、一行は屋敷へ行くことになった。

一方、三蔵一行を追っていた紅孩児、 八百鼡、 李厘、 独角兕の一行は倒れた妖怪達を前に立ち尽くし、「1歩遅かったか。」と、 紅孩児が呟いた。

妖怪達は紅孩児達の刺客だったのだ。その時、三蔵達を襲った怪鳥が現れ、 紅孩児達を襲い始めた!! 独角兕が怪鳥の羽を切り落としたが、なんと羽は元通りになり落ちた羽は砂となり消えてしまった。 紅孩児は、怪鳥が式神だと気づき、召喚魔を出し怪鳥を倒す。炎上した怪鳥の跡には橙色のの紙飛行機が…その中には見たこともないまじないの言葉が書いてあった。
屋敷に着いた三蔵一行は、屋敷の大きさにビックリする。しかし、朋蘭はこの大きな屋敷に主人である呉 道雁と二人で暮らしていた。そんな中、三蔵は空を見上げながら怪訝そうな顔をしていた。先程まで出ていた月が消えていたのだ…
朋蘭は三蔵達を豪勢な食事でもてなし、悟空と悟浄は大騒ぎ。しかし、八戒と三蔵だけはこの屋敷の異様な空気を怪しみ、警戒していた。

それぞれが部屋で休み始めていた頃…悟浄はシャワーを浴びていた。しかし、何者かが襲いかかる。それはなんと朋蘭だった!揉み合いの末、朋蘭を取り押さえると、彼女は涙を流しながら「私にはできない…」と言う。そこへ八戒が現れ、油断しきった悟浄はなんと、八戒に刺されてしまうのだった!!
さらに悟空は八戒を襲い、悟空は三蔵に見捨てられてしまう。そして三蔵の身に魔の手が忍び寄る…

感想
この映画は、2001年夏に公開された映画で、音楽を作曲家の千住明さん。主題歌をL’Arc~en~Cielのリーダーtetsuさんが手がけた「TIGHTROPE」というなんとも贅沢な作品です✨そして、朋蘭の声をクレヨンしんちゃんのしんちゃん役としても有名な矢島晶子さんが演じてらして、当時の私は衝撃を受けました(笑)
初のスクリーン作品として、観に行くときはハラハラ・ドキドキが止まらなかったなぁ😌💦絵もすごくキレイで、それを大画面で観れたという感動、涙が出そうでした😢✨(笑)
さて、この作品のテーマはやはり仲間との絆ですね。最遊記自体、お互い仲間という認識が表面上では薄いと言っていながら、本当はすごく強いんですよ😄それを偶然というか、500年前から一緒にいたため自然と感じるのか…お互いを無意識に意識してる的な。道雁はそんな関係が羨ましかったんでしょうね…彼の正体は三蔵に仕えていた僧侶で、誰よりも三蔵と長く付き合い、誰よりも三蔵を慕っていた。だから彼等に近づきたくて、妖怪を千人殺して妖怪になり、髪を赤く染め、誰よりも強くなる…単純で純粋だからこそやれるんでしょうね😢

三蔵への愛が半端ない(笑)三蔵の言うとおり、変態ストーカー野郎なんだと思います😅
また、道雁はもう1人の悟空とも捉えられますね。三蔵のために…認めてもらえるように修行に出て強くなり、帰ってきたら…三蔵は天竺への旅に出てしまった。置いていかれたのだと思ったかもしれませんね😖最後は自分に埋め込んでいた呪符の力に飲み込まれ、三蔵の打った銃弾により絶命します。

そして、朋蘭はとある妖怪一族のお姫様という設定だったのですが、道雁により一族を滅亡され、生きたまま呪符を入れられ生きる屍となるのですが、最後の最後に悟浄に出会えたことにより、きっと救われたんだと思います😌

そして、今回の映画で出てくる橙色の紙飛行機、これは三蔵のかつての師匠だった光明三蔵法師から、唯一教えてもらったものと言っても過言ではない大事な思い出なのです。

“橙色の紙飛行機は青空にしか飛ばせない”三蔵が道雁に教えた”教え”が呪符として使われたのが、恐らく道雁が唯一の三蔵との繋がりだと思ったからなのでしょうかね…

さて、いかがでしたでしょうか💡最遊記の魅力を知ってる人も、今回初めて知った人も、これから終盤を迎えるであろう彼らの旅路を…須く見よ!!

コメントを残す